1991年9月、カプコンから登場した対戦格闘ゲーム。
1987年に登場した「ストリートファイター」の続編であるが、操作性・グラフィックも大幅に進化した。
前作では主人公「リュウ」若しくは「ケン」しか使用出来なかったが、今作から登場キャラクターは全て使用可能となった。
専用の通常技や必殺技の他、ストーリーやエンディングも各キャラクター個別に設定されている。
(ゲーム終盤に登場する「四天王」と呼ばれる、4人のボスキャラクターは使用不可)
基本操作は前作の6ボタンバージョンを継承しており、上3つのボタンがパンチ・下3つのボタンがキック。
それぞれ左から弱・中・強攻撃となり、レバー操作との組み合わせにより様々な攻撃が可能。
ボタンを押さずにレバーを反対方向に入力すると、相手の攻撃から防御する。
前作で不評だった必殺技コマンドの入力判定が見直され、ある程度の曖昧な入力でも必殺技が発動するようになり、
スピーディーで爽快感溢れる対戦が楽しめるようになった。
ルールも基本的に前作同様に、攻撃を当てて互いの体力ゲージを奪い合い、相手の体力ゲージがゼロになると1本勝利。
2本先取で次ステージへ移動する。対人戦では倒された相手はゲームオーバーとなる。
稼動直後は筐体の構造的な理由もあり、見ず知らずの人への乱入対戦は殆ど見られなかったが、
バージョンアップ版「II'」稼動後に、同社や他社から発売されたミディ筐体を2台背中合わせにして接続する方法が推奨された。
これに寄って対戦相手の姿が殆ど見えなくなるため、気軽に乱入対戦に参加出来る様になった。
メガドライブやPCエンジン・スーパーファミコン等への家庭用移植も積極的に行われ、
他社からも同一の操作系を採用した作品が多数登場するなど、業務用・家庭用問わず、
対戦格闘ゲームブームに拍車が掛かった。
1992年にゲームバランスの調整と四天王が使用可能となった「ストリートファイターII'」が登場。
その後もゲームの高速化を図った「スーパーストリートファイターII' TURBO」、
グラフィックを大幅に描き直し、新キャラクターも4人追加された「スーパーストリートファイターII」が登場。
1994年にはスーパーコンボ演出と、隠しボス"豪鬼"を追加した「スーパーストリートファイターII X」が稼動するなど、
異例とも言える短期間でバージョンアップが繰り返された。
他の派生シリーズが稼動する中、2004年に「ストIIシリーズ」集大成となる「ハイパーストリートファイターII」が登場した。
派生シリーズも非常に多く製作され、1995年には関連作品「ファイナルファイト」のキャラクター等が追加され、
初代と「II」を繋ぐストーリー設定となる「ストリートファイターZERO」が登場。
1996年「ストリートファイターEX」、1997年に公式では正統続編となる「ストリートファイターIII」、
2008年にはポリゴン表示を採用した「ストリートファイターIV」が登場している。
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